月次巡回監査と記帳代行、自計化をベースに中小企業の経営を支援しています
会計事務所の基本業務である巡回監査を中心に、当社のスタッフの標準的な1日の流れを紹介します。
当社のスタッフは全員、巡回監査担当者としてお客様に訪問することとなります。
他の会計事務所でよく聞かれるような、いきなり一人で訪問させたり、入社して数カ月で10件、20件の担当をもたせることはありません。
最初は先輩や上司と同行して訪問し、慣れてきたり経験を積めば担当をもって一人で訪問することになります。
長く担当しているとお客様との信頼関係ができあがり、会計や税務だけなく、経営に関することや財産に関することなど幅広く相談されます。
例えば、税理士試験の勉強中で週4日勤務のKさんは2年目から規模の小さな個人事業主のお客様を3件担当しています。
始業とともに毎朝、朝礼を行っています。
経営理念の唱和のした後、事務所内の清掃や進捗確認、翌週の予定の確認などのミーティングを実施して1日のスタートとなります。
午前中は月次巡回監査でお客様を訪問します。
この日は、少し遠いので車で移動。
日産のマーチなど小型車が中心なので、大きい車が苦手な方も安心です。
月次監査でお客様を訪問です。お客様は業種や規模は様々ですが、医業や不動産賃貸業なども多いです。
経理担当者は社長さんの奥様などが多く、女性の経理担当者との接点の取り方も重要になります。
多くのお客様にTKCの会計システム(e21まいスター・FX2等)を導入していただいています。
FX2の画面と、原始帳簿、証憑書類等を突合し、内容に問題がないことを確認します。
最後に社長と奥様に不明点を確認して帳簿を修正していただくとともに、お客様からのご質問の検討、経営数値のご説明等を行います。
事務所に戻って昼食です。昼食の取り方は人それぞれ。
自宅からお弁当を持ってくる人、コンビニでおにぎりなどを買ってくる人、近くのおいしいお蕎麦屋さんやファミレスに行く人などがいます。
午後に入ってまず取り組むことは、午前中に訪問したお客様の資料の整理と、データの伝送です。
記帳代行のお客様については持ち帰った資料をもとにTKCのシステムにデータ入力を行います。
お客様から質問を受けた宿題事項があると、自分で調べた後で上司にも相談してからお客様に報告します。
月末になって今月の監査もひと段落したので、来月申告の医療法人の決算作業を開始しました。
TKCシステムでは月次監査をした会計データが決算システムに連動するのでとても便利です。
1年間の総勘定元帳や、電子ファイリングしておいた基礎資料等を確認しながら作業を進めました。
途中でどうしても判断に迷うところがあったのですが、直属の上司である課長、部長に相談してなんとか解決しました。
1日の終わりに業務日報を入力して提出します。
OMSというグループウェアを使用しているので、パソコンに向かって今日の仕事を振り返ります。
上司と税理士に報告書が転送される仕組みになっているので、今日あったことの報告や相談等を記入していきます。
退社時間は、通常は午後5時45分ですが、繁忙期には7時になります。
定時に帰宅できることもありますが、その日やるべき仕事が終わらなければ残業もあります。
基本的には、繁忙期であってもその日に行うべき仕事が終われば定時で退社できる自己管理で行っています。
チーム内でのサポートもあるので、急な用事などがあった場合にも対応してもらっています。